聖典講座(せいてんこうざ)について
このたび制定された『浄土真宗の教章』に聖典として示されているものは、お釈迦さまが説かれた『浄土三部経』、親鸞聖人立教開宗の著書とされる「教行信証」行の巻の巻末に表された漢文による偈文形式の『正信念仏偈』、そして仮名交じりの『浄土和讃』『高僧和讃』『正像末和讃』、中興の祖・蓮如上人のお手紙である『御文章』です。
これらの中、まず『正信念仏偈』を解説してゆきます。
※教章に示された聖典の中には加えられていませんが、『歎異抄』は親鸞聖人の生のお声が伝わるような迫力で胸に響いてくる聖典です。