型
よく、猫足はいけないなどと言いますが、そんなことはありません。基本的には、どんな形の墓でもかまいません。しかし、あまり大きすぎるとか、奇抜すぎるものはしない方がよいでしょう。
方角
どちら向きでもかまいません。墓地の状態によって、参拝するのに一番適した無理のない方向に建てて下さい。 ただ、東向きに建てますと、夕方などに参拝した時、ちょうど夕陽の沈む方角に向って拝む形になりますので、西方浄土ということと相まって、落ちついた雰囲気になりましょう。
墓石に刻む文字
正面に「南無阿弥陀仏」または「倶会一処」と刻むのが適当でしょう。厳密に言えば、南無阿弥陀仏は御本尊だから墓石に刻んで野ざらしにするのは勿体ないことではありますが、参拝しても、ただ墓石やお骨を拝むだけというのでなく、御本尊さまの下にお骨を納めさせていただくという気持ちからも、一番適当ではないかと思えます。
○○家、などは下段に刻みます。故人の法名や死亡年月日などは、墓石の裏や横に直接彫りこんだり、最近は横に法名用の石板を建てることも多いようです。
時期
いつまでに建てねばならないとか、いつ建ててはいけないと言うことはありません。しかし、多くは、初盆とか百ケ日、あるいは一周忌等の大切な法要の機会に建てられることが多いようです。
法要
お墓を建てた時、法要を営みますが、魂を入れるということでなく、新しくお墓を建てたお祝いの法要です。だから入魂式ではなく、建碑式(けんぴしき)と言います。